神奈川麻酔科医会第54回学術集会開催にあたって
会長挨拶

神奈川麻酔科医会 第54回学術集会
会長 鈴木 武志
東海大学医学部付属病院
神奈川麻酔科医会第54回学術集会を開催するにあたり謹んでご挨拶を申し上げます。
2022年3月5日(土)、2年ぶりに第52・53回合同学術集会が集合形式にて開催され、盛況のなか無事終えることができました。コロナ禍の影響にて多くの学会がオンライン形式で行われておりましたが、現地開催の醍醐味を十分に堪能できた会であったと思われます。それに引き続き、第54回学術集会も現地開催にて行わせて頂くこととなりました。
今回のテーマは「これからの麻酔科医が担う役割」とさせて頂きました。手術麻酔管理に始まり、集中治療管理、疼痛管理、緩和医療と麻酔科医が活躍する領域は近年拡大しております。COVID-19のパンデミックでは集中治療医が担う役割の重要性が脚光を浴び、医療事故防止という観点から医療安全に対する意識が年々高まるなか、急性期医療に携わる麻酔科医は医療安全においても重要な役割を果たすようになっています。そのような背景の中、2024年からは医師の働き方改革に対応しなければならず、麻酔科医が病院において担う役割の重要性はますます高まるものと思われます。今回の学術集会では、麻酔科医が活躍する各領域におけるスペシャリストの先生方からご講演を賜る予定となっており、非常に充実した内容になっているものと確信しております。
ハンズオンセミナーにおきましても、超音波ガイド下神経ブロック、PICCカテーテル、difficult airway managementと、幅広い内容となっており、麻酔科領域の専門医講習も3題準備しております。また、一般演題におきましては、若手麻酔科医の先生方からも数多くの演題を期待しております。
開催場所につきましては、第52・53回合同学術集会の会場となりました川崎コンベンションホールとなります。十分な広さを確保しており、前回と同様に感染対策を十分に行ったうえで開催いたします。若手麻酔科医から経験豊富な先生方、研修医、看護師、臨床工学士、薬剤師の方々まで、数多くの参加をお待ちしております。
神奈川麻酔科医会 第54回学術集会
会長 鈴木 武志
東海大学医学部付属病院